ポイント解説菩薩(ぼさつ)

point-1五大虚空蔵菩薩・神護寺

五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ) 国宝
五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)
神護寺


神護寺(じんごじ)は、京都の中心部から北西にある高雄山(たかおさん)の中腹になる山岳寺院です。開基は、和気清麻呂(わけのきよまろ)。最澄(さいちょう)が講義を行なったり、空海(くうかい)が在籍していたこともある名刹です。

五大虚空蔵菩薩は、五体の仏さまです。像高90cmばかりの仏さまが横並びになって、多宝塔に安置されています。五体の仏さまは、中尊の法界(法界)虚空蔵、向かって左から金剛(こんごう)虚空蔵、宝光(ほうこう)虚空蔵、向かって右から業用(ごうよう)虚空蔵、蓮華(れんげ)虚空蔵、と並んでおられます。通年公開はされていませんが、季節によっては特別公開されることがありますので、拝観できる機会もあります。


国宝:神護寺の五大虚空蔵菩薩について
正式名称 もくぞうごだいこくうぞうぼさつざぞう
木造五大虚空蔵菩薩坐像
造像年代 承平年間(840年頃)
国宝指定 昭和27年(指定番号28)
所蔵寺 神護寺
所在地 京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
神護寺
周辺
宿泊施設
拝観料 500円
アクセス JR京都駅から車で60分
阪急京都駅・京都市営地下鉄烏丸線四条駅から車で50分

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point-2十一面観音・観音寺

六波羅蜜寺:十一面観音(じゅういちめんかんのん)観音寺 国宝
十一面観音(じゅういちめんかんのん)
観音寺


観音寺(かんのんじ)は、京都府南部の大阪府と奈良県の境にほど近い地にたたずむ、こじまんりとした古刹です。春には桜の名所としても知られています。

十一面観音は、像高170cmあまり。1300年の時を経て、いまなお優しく微笑む優美な仏さまです。


国宝:観音寺の十一面観音について
正式名称 もくしんかんしつじゅういちめんかんのんりゅうぞう
木心乾漆十一面観音立像
造像年代 奈良時代
国宝指定 昭和28年(指定番号68)
所蔵寺 観音寺
所在地 京都府京田辺市普賢寺下大門13
観音寺
周辺
宿泊施設
拝観料 300円
アクセス 近鉄京都線三山木駅から車で10分

point-3十一面観音・六波羅蜜寺

六波羅蜜寺:十一面観音(じゅういちめんかんのん)国宝
十一面観音(じゅういちめんかんのん)
六波羅蜜寺


六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、市聖(いちひじり)空也(くうや)の開基になる名刹です。空也上人は、平安京に暮らす貧しい庶民に、念仏の唱え方を教え、病人にお茶を振る舞って多くのひとびとを救いました。鎌倉時代に造られた念仏を唱える空也上人の像(重要文化財)もこのお寺に安置されています。

十一面観音は、空也上人が車に乗せ、みずから市内を引いてまわったそうです。像高250cmあまりの大きな仏さまですが、一本の木から掘り出されています。すっきりとしたお姿で、ほんのりと柔らかく微笑んでおられます。12年に一度の辰年にご開帳されますが、特別公開されることもあります。


国宝:六波羅蜜寺の十一面観音について
正式名称 もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
木造十一面観音立像
造像年代 10世紀
国宝指定 平成11年(指定番号123)
所蔵寺 六波羅蜜寺
所在地 京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東
六波羅蜜寺
周辺
宿泊施設
拝観料 境内無料
宝物館600円
アクセス 京阪清水五条駅から徒歩7分、阪急河原町駅から徒歩15分

point-4千手観音・三十三間堂

三十三間堂:千手観音(せんじゅかんのん)国宝
千手観音(せんじゅかんのん)
蓮華王院(三十三間堂)


蓮華王院(れんげおういん)は、500mばかり離れた妙法院(みょうほういん)の境外仏堂で、三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)の通称で知られています。

後白河法皇(ごしらかわほうおう)の離宮内に建てた仏堂でした。その通称どおり柱の間が33あり、横幅120mを越える、とても長いお堂です。この長さを生かし、江戸時代から、各藩の弓術家による弓の競技である「通し矢(とおしや)」が行なわれてきました。現在も1月中旬に弓自慢の新成人が振袖袴姿でその腕を披露しています。

国宝の千手観音は、像高330cmあまりで蓮華王院のご本尊です。肉厚で温かみのある優雅な仏さまです。このお座りになっている仏さまを中心に、1,000体の千手観音が堂内に並んでいます。像高は165cmあまり。ほぼ大人の等身大の大きさで立っておられます。一体ずつお顔が違い、なかに必ず自分にそっくりな仏さまがおられる、といわれています。


国宝:三十三間堂の千手観音について
正式名称 もくぞうせんじゅかんのんざぞう
木造千手観音坐像
造像年代 建長6年(1254年)
国宝指定 昭和26年(指定番号3)
所蔵寺 蓮華王院(通称:三十三間堂)(妙法院管理)
所在地 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
蓮華王院
周辺
宿泊施設
拝観料 600円
アクセス 京阪七条駅から徒歩7分

point-5千手観音・法性寺

法性寺:千手観音(せんじゅかんのん)国宝
千手観音(せんじゅかんのん)
法性寺


法性寺(ほっしょうじ)は、平安時代の大貴族、太政大臣藤原忠平(ふじわらただひら)発願の古刹です。現在は、寺域もこじんまりとしたお寺ですが、歴史の重みを感じさせ、典雅な雰囲気をただよわせています。

千手観音は、像高110cmばかり。まるいお顔に、つむっているような目、ちいさめな口は、愛らしささえ漂い、どこか日本の様式とは雰囲気の異なる仏さまです。ご尊顔を拝するには、予約が必要です。


国宝:法性寺の千手観音について
正式名称 もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう
木造千手観音立像
造像年代 平安時代
国宝指定 昭和27年(指定番号48)
所蔵寺 法性寺
所在地 京都府京都市東山区本町16
法性寺
周辺
宿泊施設
拝観料 無料
※要予約(075-541-8767)
アクセス JR・京阪東福寺駅から徒歩3分

point-6千手観音・広隆寺

広隆寺:千手観音(せんじゅかんのん)国宝
千手観音(せんじゅかんのん)
広隆寺


広隆寺(こうりゅうじ)は、京都に都が置かれるよりも前に、京都の地に創建された古刹です。その由緒を示すように、このお寺には、6組もの国宝に指定された仏像が安置されています。

そのなかのひとつ、千手観音は、像高260cmあまり。いまから1200年近く前に造られました。いまは霊宝館に安置され、お姿を間近で拝することができます。


国宝:広隆寺の千手観音について
正式名称 もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう
木造千手観音立像
造像年代 平安時代初期
国宝指定 昭和28年(指定番号66)
所蔵寺 広隆寺
所在地 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
広隆寺
周辺
宿泊施設
拝観料 境内無料
霊宝館700円
アクセス 京福電鉄嵐山線太秦広隆寺駅から徒歩5分

point-7如意輪観音・願徳寺

願徳寺:如意輪観音(にょいりんかんのん)国宝
如意輪観音(にょいりんかんのん)
願徳寺


願徳寺(がんとくじ)は、いまから1300年以上も前、持統天皇(じとうてんのう)の発願により創建された古刹です。応仁の乱や織田信長(おだのぶなが)の焼き討ちに遭い、かつての広大な伽藍は見る影もなくなりました。いまは小さなお寺ですが、由緒に相応しい風雅な趣をただよわせています。

如意輪観音は、像高88cmばかり。
お座りになって右足を下ろし、左足を右足の膝の上に乗せるという半跏(はんか)の姿勢をされています。この姿勢は、特に弥勒菩薩像に多いのですが、上半身のご様子が少し違います。

お寺では如意輪観音として安置されており、文化庁に登録されている正式名称は、ただ「木造菩薩半跏像」としています。流れるような衣紋が彫り込まれた美しい仏さまです。


国宝:願徳寺の如意輪観音について
正式名称 もくぞうぼさつはんかぞう
木造菩薩半跏像
造像年代 平安前期
国宝指定 昭和22年(指定番号103)
所蔵寺 願徳寺
所在地 京都市西京区大原野南春日町1223の2
願徳寺
周辺
宿泊施設
拝観料 400円
※例年2月は電話予約要
アクセス JR桂駅から車で20分、阪急洛西口から車で20分

point-8不空羂索観音・広隆寺

広隆寺:不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)国宝
不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)
広隆寺


広隆寺(こうりゅうじ)は、京都に都が置かれるよりも前に、京都の地に創建された古刹です。その由緒を示すように、このお寺には、6組もの国宝に指定された仏像が安置されています。

そのなかのひとつ、不空羂索観音は、像高310cmあまり。いまから1200年も前に造られた大きな仏さまです。


国宝:広隆寺の不空羂索観音について
正式名称 もくぞうふくうけんさくかんのんざぞう
木造不空羂索観音坐像
造像年代 奈良時代末から平安時代初期
国宝指定 昭和27年(指定番号51)
所蔵寺 広隆寺
所在地 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
広隆寺
周辺
宿泊施設
拝観料 境内無料
霊宝館700円
アクセス 京福電鉄嵐山線太秦広隆寺駅から徒歩5分

point-9弥勒菩薩(宝冠弥勒)・広隆寺

広隆寺:弥勒菩薩(みろくぼさつ)国宝
弥勒菩薩(みろくぼさつ)(宝冠弥勒/ほうかんみろく)
広隆寺


広隆寺(こうりゅうじ)は、京都に都が置かれるよりも前に、京都の地に創建された古刹です。その由緒を示すように、このお寺には、6組もの国宝に指定された仏像が安置されています。

その中で特に有名なのが、弥勒菩薩です。

広隆寺には2体の弥勒菩薩が伝わっていますが、2体とも、台座に腰掛け、片足を下ろし、もう片足を下ろした方の足の太ももの上に乗せる(半跏/はんか)という、同じ姿勢をしています。造像年代も同じくらいなので、ひとつは宝冠弥勒、もうひとつは泣き弥勒と呼ばれています。

宝冠弥勒は、「国宝1号」、「あまりの美しさに我を忘れた京大生が触ってしまい、右手薬指を折られた」、などのエピソードでも有名です。

「国宝1号」というのは、国宝の「彫刻」部門の番号が1番ということで、同時に国宝指定された物はたくさんありますし、京大生が触ったというのも、「管理人がいなかったので、つい触ってしまった」と本人が語っていますので、これらのエピソードは、少し大げさに広まっている感が否めませんが、人々が心惹かれる美しい仏さまであることには間違いありません。霊宝館に安置されていますので、1400年もの間、人々を魅了し続けたお姿を拝することができます。


国宝:広隆寺の弥勒菩薩(宝冠弥勒)について
正式名称 もくぞうみろくぼさつはんかぞう
木造弥勒菩薩半跏像
造像年代 飛鳥時代
国宝指定 昭和26年(指定番号1)
所蔵寺 広隆寺
所在地 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
広隆寺
周辺
宿泊施設
拝観料 境内無料
霊宝館700円
アクセス 京福電鉄嵐山線太秦広隆寺駅から徒歩5分

point-10弥勒菩薩(泣き弥勒)・広隆寺

広隆寺:弥勒菩薩(みろくぼさつ)国宝
弥勒菩薩(みろくぼさつ)(泣き弥勒 なきみろく)
広隆寺


広隆寺(こうりゅうじ)は、京都に都が置かれるよりも前に、京都の地に創建された古刹です。その由緒を示すように、このお寺には、6組もの国宝に指定された仏像が安置されています。

そのなかで特に有名なのが、弥勒菩薩です。
広隆寺には2体の弥勒菩薩が伝わっていますが、2体とも、台座に腰掛け、片足を下ろし、もう片足を下ろした方の足の太ももの上に乗せる(半跏/はんか)という、同じ姿勢をしています。造像年代も同じくらいなので、ひとつは宝冠弥勒、もうひとつは泣き弥勒と呼ばれています。

泣き弥勒は、宝冠弥勒よりも少し小ぶりな大きさで、やはり1300年以上も前に造像され、霊宝館に安置されています。

静かに微笑む宝冠弥勒と比べ、困ったような哀しんでいるようなお顔が印象的です。そのため、「泣き弥勒」と呼ばれていますが、高く結い上げた髪形から、高髻弥勒(こうけいみろく)とも呼ばれています。


国宝:広隆寺の弥勒菩薩(泣き弥勒)について
正式名称 もくぞうみろくぼさつはんかぞう
木造弥勒菩薩半跏像
造像年代 飛鳥時代
国宝指定 昭和27年(指定番号50)
所蔵寺 広隆寺
所在地 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
広隆寺
周辺
宿泊施設
拝観料 境内無料
霊宝館700円
アクセス 京福電鉄嵐山線太秦広隆寺駅から徒歩5分

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